食べる人のための農業を実践し、
次世代に継承し続ける企業
十勝しんむら牧場が大切にしていること。
北海道・上士幌町に十勝しんむら牧場の礎(いしずえ)を築いた曾祖父(新村 吉春)が富山県から入植したのは、1933年(昭和8年)3月初旬のことでした。
まだ雪深い未開の地に初めてたどり着き、直径1メートル以上もの大木を切り倒し、畑を開く。そして種まき、収穫。馬とともに汗を流す。一年一年少しずつ作り上げていったこの牧場の2代目、私の祖父(新村 源雄)はこんな言葉を残しています。
農業を国の基盤産業として明確に位置づけ、次代を担う若者が安心して国民の要望する食糧生産に意欲を持って取り組める政策を確立していかなければならない。
この言葉を胸に、私は4代目として21世紀の酪農経営に取り組んでいます。
十勝しんむら牧場にとって酪農経営とは、この「場」の持つ自然や生態系と調和し、再生産を可能にする経済活動です。そして、その過程において環境コストを意識し、環境負荷をできるだけ少なくすることは、社会および環境に対する貢献活動であると考えています。
酪農経営の核である「乳」。それはすべての哺乳類が生まれて最初に口にするものであり、いのちを支える源です。
「乳」はさまざまな食べ物に加工され、食卓を豊かにし、次代のいのちを育んでいきます。食を通していのちを育む酪農という仕事に、私は大きな誇りと意欲を抱いています。
未来に受け継がれるいのちのために、誰もが安心して口にできる牛乳や乳製品をつくりたい。変わらない願いのもと、私たちは今日も、明日も、これからも、いい土を作り、いい牛を育て続けます。
有限会社 十勝しんむら牧場
4代目牧場主・代表取締役
新村 浩隆
十勝しんむら牧場の土作りをご紹介しています。
十勝しんむら牧場の日々をギャラリー形式でお見せしています。